ウイルスの対処

ウイルスに対する認識が浸透

ノロウイルスの起源は、1968年にアメリカのノーウオークという街で集団感染が起きたことからノーウオークウイルスと命名されたことに始まります。当初、電子顕微鏡により、小型球形ウイルスの一種であると考えられてきました。その後、遺伝子情報が判明し、非細菌性急性胃腸炎の原因となるウイルスが、2002年の国際ウイルス学会で「ノロウイルス」と名付けられたのです。 日本国内では、1997年から厚生労働省が小型球形ウイルス食中毒の区分で集計を行ってきました。2003年からはノロウイルスとして集計が行われており、食中毒の事件数・患者数ともに一位となっています。 最近は、ノロウイルスに対する知識が深まり、消毒や対処法なども広く浸透してきています。

ノロウイルスの消毒について

家族がノロウイルスを発症したときの消毒法として手軽なのが、次亜塩素酸ナトリムの利用です。患者の嘔吐物や便をエプロン・マスク、手袋を着用して、ふき取り、ビニール袋などで密閉します。さらに便や嘔吐物のあった部分を次亜塩素酸ナトリウム溶液を浸した布で拭き取ると消毒効果があるとされています。マスクや手袋、雑巾なども使い捨てとします。 最近では、ノロウイルスの消毒効果があるスプレーも販売されるようになりました。こうした商品では、使用後に普通の水に戻るため、乳児のいる家庭でも安心して使用することができるとされています。ノロウイルスのほか、ロタウイルスやアデノウイルス、エンテロウイルスなどにも効果があります。